名刺管理で見なおす働き方改革

働き方改革の根幹「一億総活躍社会」

投稿日:2018年04月03日  最終更新日: 2018年04月03日
『一億総活躍社会』という言葉が、私たちの生活に大きく関わる「働き方改革」の根幹になっていることをご存知ですか? ここでは、一億総活躍社会とは具体的にどんなものなのか、私たちの生活はどう変わるのかをご紹介。働き方改革の視点からも深堀りしていきます。

一億総活躍社会とは

一億総活躍社会とは、進む少子高齢化や人口減少問題の対策として政府が打ち出した目玉プラン。人々が男女の性差・年齢・身体のハンデや経験に関係なく、家庭や職場、地域といったあらゆる場所で活躍できる、社会から排除される人が出ない誰もが場所を問わずに活躍する全員参加型の社会のことです。 この「活躍」というのは、決して働くということだけではありません。それぞれが職場や子育てといった自分の居場所を過ごしやすいと思えるようになる、やりがい・生きがいを感じられることを意味しています。様々な人にとって働きやすい環境が作られる、安心して子育てができる、働きながらでも子供を産みやすい環境になる、高齢化が進む中での社会保障の整備が進むなどが一億総活躍社会の具体例として挙げられるでしょう。 このような社会が実現すると、将来への不安が減少し、見通しが立てやすいという安心感から、消費の底上げや投資の拡大につながって経済もどんどん循環するといわれています。さらに、多くの人が自分の持つ能力を存分に生かせるようになることで働ける人が増え、経済成長の加速も期待されています。そして、よくなった経済の成果を利用して社会保障や子育て支援を強化するといった好ループの作成を目指しているのがこの一億総活躍社会の大きな特徴です。この好ループによって、労働環境・子育て環境・社会保障が大きく関わる第二の人生…それぞれの環境をより良いものに変化させていき、従来とは違った新たな経済社会システムを構築することを目指した政策だと言われています。 これだけ聞くとあまりピンとこない人もいるかもしれませんが、この一億総活躍社会を目指した取り組みは「働き方改革」として、私たちの身近に存在するものでもあるのです。 次の章からは、一億総活躍社会の具体的なアクションをご紹介していきます。

一億総活躍社会のための三本の矢

経済・子育て・社会保障のそれぞれを強くするために政府が提唱しているのが『新・三本の矢』と呼ばれるプロジェクト。現在、進んでいる働き方改革もこの三本の矢に含まれる取り組みのひとつです。では、その三本の矢について、ひとつひとつ見てみましょう。

第一の矢:希望を生み出す強い経済

少子高齢化問題と向き合うとなれば、年金などの社会保障強化と子育てしやすい環境作りは必至。ですが、それを実現するためには、まず経済自体をしっかりと強くしなければなりません。第一の矢である『希望を生み出す強い経済』はこの経済を強くするための取り組みです。政府は、2020年ごろまでに「戦後最大の名目GDP(国内総生産)600兆円」という具体的な目標を掲げ、経済政策を行っています。
普段、私たちに馴染みがある働き方改革の多くがこの取り組みの一環として行われているもの。働く環境、経済環境をより良いものにするために、長時間労働の是正や、パート・契約社員などの非正規雇用の待遇改善(同一労働同一賃金など)が具体例です。その他、企業自体の賃金ベースアップや、定年退職後も活躍したいと考えるアクティブシニアの再就職支援や雇用延長・定年延長といった活動が行われています。働きやすい環境の整備を進め、労働力人口の確保や生産性の向上につなげることを目的としたプロジェクトといえるでしょう。

第二の矢:夢をつむぐ子育て支援

子育てのしやすい環境や子供を安心して産むことのできる環境は、少子化の解消につながると言われています。政府は、「希望出生率1.8」を目標に子育て支援を手厚くしていく動きをスタート。シングルペアレント世帯・多子世帯への支援といった経済的な援助だけでなく、働きながらでも子育てがしやすくなる環境の整備を重点的に行っています。
具体的には、なかなか保育園に子供が入園できないといった現象を解消すべく、保育士の人材確保(保育士の処遇改善や勤務環境の改善も含む)に取り組んだり、小学校に子供が上がってからも安心して仕事ができるよう放課後児童クラブ(学童保育のようなもの)の整備を進めたりといった取り組みが行われています。
育児と仕事の両立を可能にしていくためのテレワークの普及や、育児を理由に一度退職した人の再就職支援も始まっているのだそう。これにより、女性の社会進出が幅広く進むという点でも効果が期待されています。

第三の矢:安心につながる社会保障

近年、深刻な問題と言われている介護離職。この「介護離職をゼロにする」ことを目標に行われているのが、第三の矢『安心につながる社会保障』です。
介護をする側の人の負担を軽減できる環境を整えていくために、在宅・施設サービスの整備を推し進めているほか、他産業との賃金差を無くすなど介護職につく人の処遇を改善する動きも始まっています。
そして、一般的に介護される側、看病される側といわれる高齢者・障がい者・ガン患者といった人たちが自ら活躍できる環境作りも非常に重要。それぞれの体の状態や特性に合わせた就労支援、職場定着支援や治療と仕事の両立をサポートする仕組みづくりがもうすでに始まっています。
また、健康増進や予防を怠らずに長く健康でいること=健康寿命を延ばすための取り組みもこの第三の矢に含まれているそうです。
介護や看病をする側の人もされる側の人も、過ごしやすく働きやすい環境を作っていくことで経済にも好影響を与えるのではといわれています。

【まとめ】

様々な人がそれぞれの場所で活躍できる『一億総活躍社会』に対する取り組みは、こんなにも身近にあるもの。何気なく進められている「労働環境の改善」や「働き方改革」の目的がこのように見えてくることで、新たな仕事のやり方を進めていく上での指針になるかもしれませんね。

この記事の情報は2018年04月03日のものです

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