名刺管理で見なおす働き方改革

デジタルトランスフォーメーションは企業に何をもたらすか

投稿日:2018年03月14日  最終更新日: 2018年03月19日
2017年の初め頃から各所で聞かれるようになった単語「デジタルトランスフォーメーション」。ますます注目を集めている言葉です。今回は改めて、デジタルトランスフォーメーションとは何か、それによってビジネスや働き方はどう変わっていくのかを考えていきます。

デジタルトランスフォーメーションとは何か

「デジタルトランスフォーメーション」という概念がはじめに提唱されたのは、2004年とされています。日本語に訳すと「デジタルへの変革」。インターネットやスマートフォンなどの普及によって加速する社会のデジタル化とそれに伴ってもたらされる・必要とされる新たなビジネス展開を指す言葉です。 営業支援システムやクラウドなど様々な新しいサービスを導入し、今まで手間のかかっていた業務の時間を削減して、仕事の効率をアップするというのはデジタルトランスフォーメーションによる代表的な変化のひとつ。デジタルの技術やサービスが進んでいくことによって仕事のやり方が大きく変わってきています。 また、ITによって大きく進化したサービスもこのデジタルトランスフォーメーションに含まれます。一連の変革に大きく影響を与えたと言われているのが、ネットショップの浸透。消費行動のすべてがオンライン上で完了するサービスが一般的になったことで、企業はテレビ・新聞といった従来の媒体に加え、ソーシャルメディア(TwitterやFacebook)上でも広告を展開するようになり、マーケティングやユーザーとのコミュニケーションもオンライン上、つまりデジタルで行うようになりました。ネットショップが人々の生活に馴染んだことをきっかけに企業が行う業務も急速に変わったのです。デジタルに対応したビジネス展開のための新たな取り組みは今も求められ続けています。 デジタルトランスフォーメーションは、新たなサービスを生み出すきっかけにもなりました。自社の配達員を持たないデリバリーの「Uber Eats」、スマホでタクシーを配車できるサービス(海外の場合は個人の自家用車も配車可能)もこの一例。近年話題になっている人工知能を搭載したAI家電やモノがインターネットに接続されているIoTもデジタルトランスフォーメーションがもたらした新たなサービスです。 このように、デジタル化によって今までのビジネスモデル・サービスが全く違うものに生まれ変わる、これからも生まれ変わっていくことが、デジタルトランスフォーメーションだと言われています。

デジタルトランスフォーメーションで会社はどう変わる?

ここからは、デジタルトランスフォーメーションによって我々の働き方や会社がどう変わっていくのかに焦点を当てていきます。デジタル化のフェーズごとに、労働環境にもたらされる変化をじっくりと掘り下げていきましょう。

第1フェーズ『IT利用による業務プロセスの強化』

デジタル化の第1フェーズは、テクノロジーによって業務プロセスの強化が行われていくことです。日本国内でも多くの企業がこの段階を踏んでいます。会計システムの導入からはじまったこの変化は、顧客管理システム、販売管理システムなどの多くのシステムを導入し、ビジネスマンの働き方を変えてきました。

この段階における、デジタルがもたらす変化は「人が行う業務をコンピューターがサポートすることで、生産性をアップさせる」というもの。コンピューター管理を行うことで工場の生産ラインをより正確なものにしてミスを失くし、精度の高い業務につなげるほか、今まで紙で管理されていた情報をデータ化して簡単に管理することで、手作業だった情報の管理・検索の負担を減少させるといった例が挙げられます。クラウドサービスなどインターネットを通じて情報を共有することで社内のタイムラグを減らすことも、この第1フェーズに当てはまるでしょう。

全てを人の手やアナログ作業で行っていた業務にテクノロジーのサポートが入ることにより、飛躍的に生産性が伸び、効率的な仕事ができるようになったと言えます。

第2フェーズ『ITによる業務の置き換え』

現在、世界を追うように日本国内の企業が差し掛かっているデジタル化の第2フェーズ。これまで人がやっていた業務、当たり前に行われていた多くの業務をIT・デジタルでも行うことが可能になり、業務の置き換えが進んでいます。実店舗よりもECサイトでの売り上げが利益の多くを占めるようになる、セントラルキッチンのみを構えて無店舗でデリバリーを行う形態のレストランが広まる、といった現象は「店舗」がデジタル上の「ネット注文」に置き換わった第2フェーズの代表的な事例といえるでしょう。

ビジネスでは、マーケティング支援システムを導入・利用することによって、マーケターが行っていたマーティングの最適化を機械が自動で行ってくれるように変化し、顧客管理システムではデータの分析やレポーティングもシステム上で行われ、可視化もぐんと進むようになりました。

第2フェーズでは、これまで人の勘や経験値に頼らざるをえなかった業務もデジタルに置き換わるようになり、スピーディーで誤差の少ないものへと進化を遂げています。

第3フェーズ『業務がITへ、ITが業務へとシームレスに変換される』

そして、これから世界が進もうとしている第3フェーズでは、デジタル世界がさらに我々の日常と密接に関わるようになってきます。現実世界のあらゆる情報をデジタルに、デジタルデータから得た多くの情報を現実世界に時差なくフィードバックさせたビジネスがどんどん増えてくるのです。

IoT家電で料理を作ると家電がメニュー履歴を覚え、人気ランキングからおすすめのレシピを提案するといったケースがあるように、現実世界の行動と蓄積されているデータ(いわばデジタル世界の情報)が境目なくリアルタイムで結ばれたサービスは現在も始まっています。今後も技術の進歩が進み、このような流れはますます加速するでしょう。交通系ICカードやETCカードが蓄積したデータを分析することで渋滞や電車混雑の緩和に活役立てたり、店舗とECサイトの境目がなくなって好みの商品を双方でおすすめされたり…ということも可能になると言われています。

この第3フェーズが進む中でデジタルを効率的に業務に取り込めば、多くのメリットが生まれるのではと期待されているのです。ソーシャルなどから得た情報で顧客の声をより反映させたマーケティングができる、社員のデータから最適な働き方や労働環境が見える、早くて正確性の高いリスク対策ができる、など幅広い業務が的確で生産性の高いものへと変化する日もそう遠くはありません。

【まとめ】デジタルトランスフォーメーションは一過性の流行ではない

2017年は、デジタルトランスフォーメーション元年とも言われていました。これからも進んでいくデジタル化によって、我々の働き方が変わり、これからの価値を生み出す業務にもっと多くの時間を割くことができるようになるのです。逆にいうと、これらの変革に乗り出せないでいる企業は、企業優位性の面では、大きく後塵を拝することになってしまうかもしれません。

この記事の情報は2018年03月19日のものです

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