はじめに
ここ数年で、名刺管理アプリによるデジタルな名刺管理が定着しつつあります。
例えば国内で最もシェアが高いであろう名刺管理アプリ「Eight」だけを見ても、利用者が100万人を突破しています。他の人気アプリも含めると、働く人の多くがデジタル名刺管理に切り替えていることが予想されます。
名刺管理はこのままビジネスシーンの主流となっていくのでしょうか。今回は、デジタル名刺管理が変えるこれからの働き方について考えます。
使われなくなったFAXでのやりとり
たった十数年前、仕事におけるやりとりといえば、郵送やFAXが全盛でした。しかし、ITの進化と共にその流れは変わり、メールがビジネスにおけるメインの連絡ツールとして台頭するようになりました。もちろん、郵送やFAXが完全になくなったわけではありませんし、郵送やFAXだからこそできる役割は今でも残っています。
しかし、送信コストを削減でき、送信ボタンひとつで簡単に手間なく送れるメールが普及したことは、ある意味当然とも言えます。同じように、紙で管理するよりも便利で手軽な名刺のデジタル管理が、さらに普及するであろうことは、今後避けられないのではないでしょうか。
名刺管理アプリがどんどん進化していく
名刺管理アプリを使用している人は知っているであろうことですが、今の名刺管理は、ただスマートフォンやパソコンに名刺データを取り込むだけではなくなっています。
名刺データからワンタッチでの連絡、有料プランでの名刺リストの取り込みなどは、人気のアプリであればほとんどが搭載しています。
溜まっている名刺のデータ取り込みの面倒さなど、ある程度予想される導入の障壁に対しては、どんどん解決手段が講じられています。例えば名刺の一括スキャンは、今や多くのサービスが設けているオプションです。先を走るサービスに類似した新しい名刺管理サービスもどんどん登場し、これが一時のブームではないことを期待させます。
名刺管理アプリでこんなことができるようになる
一部の名刺管理アプリでは、SNSなど外部サービスと連携したり、名刺データの自動更新など、便利な機能が追加されるようになりました。
前述したEightは、2015年7月のバージョンアップでフィード機能が追加されるようになりました。このフィード機能によって、名刺管理のためのアプリが、人脈形成の重要なトリガーとなります。数年前にはスキャンしてデータを取り込むためだけだった名刺管理アプリが、ビジネスにおけるSNSとしての役割を果たしていこうとしています。
フィード機能の導入は、名刺管理アプリを通じてのリクルーティングを可能にするなど、名刺管理の将来性はどんどん広がっていきます。
このように、予想のできないスピードで名刺管理の在り方が変わりつつあります。今から10年後には、紙の名刺そのものがなくなっているという未来もあるかもしれません。
デジタル名刺管理に切り替えた変わった働き方
名刺管理アプリを使い始めて大きく変わったことの一つに、仕事の効率性が挙げられます。
スケジュール管理と同じように、名刺管理アプリを使えば、スマートフォンやパソコン上で管理が完結してしまいます。
一度効率化の良さを知ってしまうと、他の業務にも同じように効率化を求めたくなりますよね。名刺管理に限らず、もっと無駄を省ける作業はあるのではないかと考え始めます。今まで当然のようにしていた業務から無駄を省き、重要な作業にパフォーマンスを重視させることができるようになると考えれば、名刺管理アプリの波及効果は、皆さんが思っているよりもさらに大きいかもしれません。
まとめ
名刺管理アプリの登場と共に進化していった過程などをご紹介しました。名刺管理はまだ進化の途上で、これからさらにビジネスにおいて重要なものとなっていくことが期待できます。
メールがFAXや郵送に取って代わったように、名刺管理アプリが私たちのこれからの働き方を変えていくかもしれません。
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