「商談にいこうとしたのに名刺がない」そんな経験はありませんか?こんなとき役に立つのが、即日で名刺作成を行ってくれるサービスです。誰でも簡単に作成できる名刺作成サービスとはいったいどんなものなのでしょうか。
名刺サービスの使い方やメリットについて紹介します。
目次
即日名刺作成には2種類ある
即日名刺作成は大きく分けて2種類あるのをご存じでしょうか。これらを理解していないと緊急事態にも関わらず「名刺が届かない」と慌てることになってしまいます。この章では、即日名刺サービスの種類について紹介します。
注文後すぐに手に入る「即日納品」
注文した当日に名刺を受け取れるのが「即日納品」です。注文は店頭もしくはネットからが多く、既存の名刺デザインをそのまま取り込むことも可能です。プランによって仕上がり時間は変わり、15分~3時間で名刺が完成します。即日納品の特徴は「自分で印刷所に取りに行く必要がある」ということです。そのため、最寄りに店舗があるか確認をしましょう。
参考:デザイン名刺.net「スピード印刷」
注文後作成し当日中に送る「即日出荷」
名刺を注文した日に、印刷会社が発送するのが即日出荷です。そのため、実際に手元に届くのは「翌日」という場合がほとんどです。申込時間によって、即日サービスが適応されるかどうか決まるので、翌日に確実に欲しい場合はできるだけ早い段階で申し込みを行いましょう。事前連絡が必要な場合もあるので、サイト概要をチェックしてください。
参考:SPEED名刺館「名刺即日出荷」
それぞれの違いとメリット
大きな違いは「名刺を店頭に取りに行く必要があるかどうか」そして、「名刺が手元に届くのが当日か翌日か」ということでしょう。店舗に赴く手間があってもすぐに名刺が手に入る方がいいのか、翌日中に手元に名刺があればいいのかは緊急度によっても違うと思います。
しかしどちらにも共通していえるメリットは、高品質な名刺がすぐに手に入るということといえるでしょう。
サービス概要比較
即日納品 | 即日出荷 | |
注文 | ネット・店頭 | ネット |
受け取り | 店頭 | 宅配便 |
受け取り日時 | 当日 | 翌日以降 |
名刺デザインの自由度 | 複製・テンプレートなど | テンプレート |
仕上がり時間 | 最短15分 | 当日中 |
通常名刺作成との料金の違い
即日対応は別途オプション料金が発生し、通常料金よりも価格が高くなります。一般的にどのくらいの価格差があるのでしょうか。
一般的な名刺の価格
名刺作成サービスは比較的安価で利用できるのが魅力です。利用するものによりますが、モノクロ片面印刷の名刺100枚で1,000円から2,000円前後が一般的な価格といえるでしょう。こだわりのデザインやカラー印刷、両面印刷にしたい場合などは若干値段が前後します。
即日作成の価格
即日作成の場合、完成時間によって料金が変動します。いま使っている名刺をそのまま持ち込み印刷できるプリントメイトのサービスを見てみましょう。
サービス概要
簡単スキャン名刺 | ハイスピード名刺 | 簡単置き換え名刺 | 特急名刺 | 通常印刷 | |
仕上がり時間 | 15分 | 15分 | 15分 | 1時間 | 16時までの注文で当日出荷 |
データ方式 | 手持ちの名刺 | 好きなデザインを選択 | データ持ち込み | 好きなデザインを選択 | 好きデザインを選択 |
価格(100枚片面印刷の場合) | 2,730円 | 2,730円 | 3,230円 | 1,980円 | 1,230円 |
あくまでも一例ではありますが、「即日作成は通常印刷の約2倍の価格になる」というイメージです。
大量注文するならどちらが得か
割高なスピードサービスを利用するよりも、通常印刷をした方がコスト的な面では得といえます。しかし緊急で名刺が大量に必要になったという場面では、即日納品・出荷を利用した方が、メリットがあるといえるでしょう。
あくまでもコスト面での損得に注目するのであれば、最低限の枚数だけをすぐに印刷して、残りの必要な分は通常印刷にした方がコストを抑えられます。緊急度によって使い分けてください。
何時までに申し込めばいいのか
名刺の出来上がりは印刷会社によって前後しますが、引取り方法や申込み時間によって引き渡し時間が変動します。その詳細についてみていきましょう。
店頭受け取りの場合
店頭受け取りの場合は、営業時間内に即日納品のスピードプランを依頼すれば印刷してもらえる場合が多いです。しかし納品までに1時間~3時間かかるプランの場合は閉店時間から、印刷時間を引き算して考えた方がいいでしょう。15分などの短時間仕上げも閉店1時間前は受付を締め切っている場合もあります。
営業時間ギリギリになりそうな場合は事前に店舗に連絡し、相談することをオススメします。
配送の場合
配送の場合、13時をめどに締め切り設定している印刷所が多いようです。それ以降の時間については翌営業日の対応になることがあるので、配送を希望する場合は早めに動いたほうがいいでしょう。なぜこんなに締め切り時間が早いのかというと、データ不備があった場合などに対応できる時間を確保するためです。
配送先の地域にもよりますが、翌日午前中に指定できる場合もあるので、配送時間などに関する不安がある場合は、印刷会社に問い合わせてみてください。
「すぐ手元に欲しい」なら店舗へ
切羽詰まった状態の場合には、近隣店舗に赴くのがおすすめです。その場で対応をしてもらえるので、初めての利用でも安心して作成できるのが最大の魅力といえるでしょう。そんな即日納品の注文法をご紹介します。
店舗に行き名刺データを作成する
データの作成方法は大きく分けて3つあります。それぞれの注意点や必要なものをまとめました。
名刺をスキャンする
急いで印刷したい場合に助かるのが名刺をそのままスキャンする方法です。必要なものは名刺1枚だけという手軽さが魅力です。しかし注意したいのは「そのままスキャンする」とうことです。高品質スキャンを行うので、名刺本体の汚れや折れもそのまま反映してしまいます。汚れを修正してくれる印刷会社もありますが、サービス対応外としている場合もあります。
文字が細かすぎるデザインや名刺の縁にデザインが施されているものも、きれいに反映されない場合があるので印刷前に相談してみましょう。
データを持ちこむ
フォトショップやイラストレーターのデータなどを持ち込みます。この場合に注意したいのは、データ本体の拡張子だけではなく、USBメモリやCD‐Rといった各メディアに店舗が対応しているか確認をしてください。
その場でデータを作成する
印刷会社が用意したデータに情報を記入していきます。その場で校正が入りますがスタッフが記載情報の成否を判断するのは難しく、間違った情報を掲載しないようご自身で念入りにチェックしてください。事前に必要情報を印刷もしくはデータ化しておくと、確認しやすいのでオススメです。
印刷をしてもらい、その場で納品
完成品をチェックし問題なければ、完了です。ここで文字やデザインのイメージが違うと申し立てても、印刷物として完成していたらキャンセルできない場合もあります。不安がある場合は、印刷前に申し出ましょう。
時間に余裕があるなら「即日出荷」
「到着は翌日で大丈夫」という場合は、配送で受け取れる即日出荷がオススメです。近くに名刺印刷できる場所がない場合や、取りに行く時間がない場合に便利なサービスです。
好きなデザインをじっくり選べることや、こだわりのレイアウトで名刺作成ができるのが大きなメリットです。「早く作りたいけど、デザインをしっかりと選びたい人」は、店舗よりも即日出荷がいいでしょう。
即日出荷の利用法をご紹介します。
申し込みフォームから申し込む
受付時間を確認し申し込みましょう。この際、企業ロゴや写真を入れたい場合はデータのアップロードが必要になるので、対応ファイル形式を確認し準備しておくと慌てずに手続きできます。情報が多くなってしまう場合は、名刺にQRコードを載せるのがオススメです。
デザインを決定する
この際に注意したいのは、「こまめに保存をする」ということです。情報を入力しテンプレートで作成する場合はいいのですが、名刺会社が提供しているツールを使ってデザイン作成を行う際は、データが重くなり作業画面がフリーズする可能性があります。
せっかく作成したデザインデータが消えないように、こまめに保存を心がけてください。
受け取り方法は大きく分けて2種類
宅配がメインですが、店舗を構えている場合は店頭受け取りもできます。店舗受け取りの場合、送料がかからないというメリットがあります。しかし、印刷会社が店舗を構えていないことも多いので、納品についての項目をしっかりとチェックしましょう。
最後に
その日のうちに名刺が受け取れる、即日名刺作成はチャンスを逃したくないビジネスマンにとって救世主ともいえるサービスでしょう。「即日納品」「即日出荷」それぞれのメリットを踏まえ、自分に合ったものを選びましょう。