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間違っていませんか、名刺と敬語にまつわる知識

投稿日:2017年01月28日  最終更新日: 2017年12月25日
名刺交換はビジネスマンの顔、ともいわれています。

ビジネスマンのたしなみともいえる名刺交換は、ビジネスマナーの基本でもあります。しかし名刺の渡し方は完璧でも、名刺交換を行う際の敬語を間違えていては意味がありませんよね。

名刺交換における正しい敬語について、改めて考えてみませんか。

名刺と敬語の関係性

名刺交換と敬語はビジネスの基本

名刺交換は、初対面のビジネスパーソンや商談の場で必ず行われるものであり、ビジネスの基本といえます。同時に、ビジネスの基本となるのが敬語の使い方です。

習慣的に名刺交換をしていると、名刺の渡し方は慣れてきますが、言葉使いがおざなりになってしまうことがあります。せっかく丁寧な名刺の受け渡しをしても、敬語がおかしいと印象を大きく損ねてしまう心配があります。

例えばクライアントに商品を紹介する際、パンフレットを見てほしいシーンで、「こちらを見てください」だと少し不躾な印象を与えます。なぜかというと、「見て」の尊敬語は「ご覧ください」になるので、「こちらをご覧ください」と伝えた方がより適切な敬語になるからです。

また、ビジネスの場で耳にする「なるほどですね」という言葉は、実は間違った敬語です。「なるほど」という言葉は相手に同意を示す便利な言葉ですが、本来の意味合いは「事柄に対し持っていた評価を改めて確認すること」です。つまり、「私はあなたの意見を評価し、納得しました」という意味になるので、目上の人や取引先に使うのには適しておらず、「はい」や「おっしゃる通りです」が好ましい表現といえるでしょう。

このように、正しいと思っている、または習慣的に使っている敬語でも、実は不適切だったということが多々あります。

ポイントは「名刺交換と敬語はどちらも正しく」

正しい敬語を使うというのは、それだけで第一印象がよくなります。逆に間違った敬語を使っていたり、崩しすぎていたりしていると、社会人としての品性を疑われてしまうかもしれないのです。

これは名刺交換に限った話ではありませんが、せっかく正しい名刺交換の方法を心得ていても、敬語で印象が台無しになってしまっては意味がありませんよね。そこで、ここからは正しい敬語について考えていきましょう。

「名刺」と「お名刺」正しいのはどちらか

名刺に「お」をつけるべきか

結論からいうと、名刺は「お名刺」と表現するのが丁寧だとされています。

ビジネスでは相手に敬意を払う表現として、接頭辞に「お」や「ご」をつけて『尊敬語』や『丁寧語』に変換することがよくあります。例えば「お時間よろしいですか」「ご意見ありがとうございます」といったように、相手に敬意を表した言葉に言い換えることで、丁寧な印象を与えることができます。

ちなみに、「お」とは「御」であり、日本由来の言葉である和語につける尊敬表現です。「ご」も「御」ですが、こちらは中国由来の「漢語」につける尊敬表現です。それぞれの特徴は、和語はひらがなが多く、漢語は漢字のものがほとんどです。名刺は和語になるので、「お名刺」と表現します。

実は「お名刺」というのは、使うシチュエーションによって使い方が変化します。

使うシチュエーションで変わる

尊敬語として接頭辞に「お」をつけるかどうかは、名刺が『相手のもの』か『自分のものか』で変わります。尊敬語は相手を高めるために使われる表現なので、自分のものには「お」を付けないのが好ましいと考えられます。そのため、自分の名刺は「名刺」と呼ぶのが適切です。

名刺に限らず、「お」や「ご」といった接頭辞は使い分けが難しいものです。実は相手に使うだけではなく、相手を高め自分をへりくだった表現として使うこともあります。『謙譲語』や『尊敬語』は奥が深いので、知らず知らずのうちに間違った使い方をしている場合も考えられます。

言葉の意味やルールを知り、正しい敬語への理解を深めてみましょう。

間違った敬語の使い方をしていませんか

謙譲語とは

謙譲語とは、自分を低めることで相手を高める表現です。そういうと少し難しく感じますが、簡単にいえば「話の主体が自分である言葉」ということです。例えばクライアント先に訪問する際は、「行きます」ではなく「伺います」「参ります」といった表現を追加います。これが謙譲語に該当します。

このように、目上の相手に対し、自分の行動を伝えたいとき『謙譲語』を用います。

尊敬語とは

尊敬語とは、相手を高めることで敬意を表す言葉です。言葉の主体が相手の場合に使う言葉、と認識しておくと、謙譲語と混乱せずに使うことができます。例えばクライアントが来社する場合は、「間もなくいらっしゃいます」「お越しになります」と言うのが正しい表現です。これが尊敬語です。

つまり、目上の相手がすることを表現する際に『尊敬語』を用います。

謙譲語と尊敬語の違い

謙譲語と尊敬語の大きな違いは、『主語が誰か』という部分です。主語が「自分」の場合は謙譲語を使い、「相手」の場合は『尊敬語』を使います。しかし、商談の場などで目上の人が複数いた場合にはどうしたらいいのでしょうか。

その場合、上司など社内の人間には『謙譲語』を、クライアントに『尊敬語』を使いましょう。社内の人間は社外から見たら同等であり、ある種身内とも言えるからです。

迷ったときには、『主語が誰か』を先に考えると、混乱せずに使い分けがしやすくなります。

しかし、謙譲語や尊敬語にだけ気を配っていては敬語としては不十分といえるでしょう。これらの敬語の根幹を支えるのが丁寧語です。

ビジネスで使われる丁寧語

私たちが日常的に使っている敬語の基本形といえるのが『丁寧語』です。語尾を「です」「ます」「ございます」にすることで、相手への敬意を伝え、言葉の印象を上品にすることができるものです。

ビジネスでは自分より目上の存在に、丁寧語を使うことがマナーとされています。そのため、謙譲語や尊敬語以上に適切な使い方を求められる言葉とも言えるでしょう。丁寧語を正しく使えないと、「敬語が使えない人」とみなされてしまうかもしれません。親しい間柄でも、目上の人物や社外の人には丁寧語で接するのが無難です。

では、これらの敬語がどのように名刺交換につながっていくのでしょうか。

間違えやすい名刺交換のフレーズ

 「お名刺を頂戴できますか」

これら敬語の基本を踏まえた上で、改めてこのフレーズについて考えてみましょう。名刺交換をしたい、または申し入れたい場合「お名刺を頂戴できますか」というフレーズを耳にします。問題がないように感じますが、実はこの表現はシチュエーションによって適切かどうかが変化します。

実際に取引を行う担当者同士の場合は、問題のない表現ですが、受付で名刺をもらいたい場合は不適切な表現となります。なぜかというと、『頂戴する』という言葉は『もらう』の謙譲語だからです。受付は実際に取引を行う相手ではないので、このフレーズは最適ではないと考えられます。

では受付で名刺が欲しい場合、どのように伝えればいいのでしょうか。

正しくは「名刺をお預かりしてもよろしいでしょうか」

「担当者ではなく、受付で名刺をもらう場合は名刺を担当者と交換するわけではないので「お預かりする」が正解になります。

「頂戴する」「名刺を受取る」のは担当者なので、受付や取次の場合には「名刺を預かる」と伝えるようにしましょう。このように、名刺をもらうという行為にも言い回しが複数あります。

名刺を受取るシチュエーションに合わせて使い分けられるようにしておきましょう。

最後に

名刺交換と敬語の関係は深く、ビジネスマナーの基本であり、商談の始まりを告げる合図ともいえます。名刺の出し方、敬語どちらか一方だけができているだけでは不完全です。どちらもマスターし、ビジネスマンとしての常識を身につけましょう。

この記事の情報は2017年12月25日のものです

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