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名刺はいつから始まった?自己紹介アイテムの歴史を学ぼう

投稿日:2017年09月26日  最終更新日: 2017年09月27日

諸説ある名刺の始まり

名刺は日本だけでなく、世界中で利用されているビジネスに欠かせないアイテムです。現在では、初対面の方と会う時や訪問したことを知らせるツールとして日々活用されている名刺ですが、「いつから使われるようになったのか」という歴史や変遷についてまでは知らないという方も多くいらっしゃいます。

そこで今回は、会話のネタとしても使える「名刺の歴史」をまとめてご紹介します。

名刺にまつわる歴史あれこれ

諸説ありとされている名刺の始まりの中でも一般的に知られているのが、中国発祥説です。長い歴史と文化をもつ中国では、紀元前から名刺が利用されていたとする説もあり、利用方法も時代に合わせて変わっていったといわれています。

上座につくために利用されたのが名刺の始まり?

紀元前206年から始まった中国の王朝前漢の初代皇帝である劉邦が若かりし頃、有力者の開いた宴会で上座につくために、「祝儀、一万銭也」(=お祝いとして資金を工面します)と書いたものを渡して取り次ぎを頼んだといわれています。

この説は、中国の歴史書である「史記」に劉邦のエピソードのひとつとして書かれており、もっとも古い「名刺の話」として語られているものです。

この時の有力者が、後に劉邦の妻となった女性の父親であったため、「妻を迎えるために名刺を利用した」という説もあります。

お墓から出てきた名刺は「竹」だった

249年に没したとされる朱然は三国志にも登場する人物です。その朱然の墓が1984年に発見されたときに、副葬品として埋葬されていたものの中に名刺も含まれていました。

歴史展などでも展示された朱然の名刺は、竹に名前が書かれているもので、2017年2月現在、発見されている中では最古の名刺です。

この発見により、竹のことを中国では昔「刺」と呼んでいたことから、「名前を書いた刺=名刺」となったとする説も、有力な由来として考えられるようになっています。

面会の取り次ぎや訪問を告げるアイテムとしての名刺

官職者の間では、地位の高い人へ面会の取り次ぎ用として名刺を渡したり、公式な場での挨拶に使われたりしていたそうです。また庶民も、訪問した先が留守だった時に「訪問したことを告げる」ために名刺を戸口などに置いていくアイテムとして活用していたといわれています。

日本ではいつの時代から利用されていた?

日本ではいつの時代から利用されていた?

日本で名刺が使われ始めたのは、19世紀の江戸時代頃からとされています。しかしこれにも諸説があり、17世紀の戦国時代から名刺が利用されていたとする説も残されています。それぞれどのような利用方法だったのか、日本における名刺の歴史をご紹介します。

自己アピールのために名刺をばらまいた武将がいる?

歴史上の人物などに焦点を当てて作られる日本の歴史ドラマの中で、ある戦国武将が名前の書かれた木札を配ったという逸話を盛り込んだ話が話題を呼んだことがあります。

その武将の名前は、塙 団右衛門(ばん だんえもん)。またの名を塙 直之(ばん なおゆき)というこの武将は、自分の名前を書いた札を夜討ちの時にばらまき、「奇襲をかけたのは私だ」とアピールするために名刺を利用したというエピソードから、「夜討ちの大将」と呼ばれています。

この逸話は、利用された木札がはっきり「名刺」と呼ばれていたわけではないことや一般的に広まっていた文化ではないようなので、日本における名刺の始まりとしてはあまり注目されてはいません。

しかし、自己アピールのために名前の書かれた札を使ったという利用方法から「名刺の始まり」として考えられることもあり、ひとつの説として覚えておくと話のネタとして活用できるでしょう。

留守宅へ訪問したことを知らせる目的で使用

江戸時代に入ると、訪問をした先が留守だった時に自分の氏名を記入した「名刺」を残すことで、訪れた先に自分の来訪を知らせていたとされています。

当時は、和紙に墨で名前を書いただけのものを名刺として活用していました。中国で名刺文化が始まった頃には竹を用いていましたが、日本ではすでに紙を作る技術が生まれていたため、和紙が使われていたようです。

幕末には印刷された名刺が外交で用いられた

幕末、開国の頃には、西洋から印刷技術が伝わったことにより、名刺も印刷されたものに変わっていきました。この名刺には姓名のほか家紋が描かれ、挨拶をする際に渡していたとされています。

欧米における「名刺」の歴史は16世紀から始まった

欧米における「名刺」の歴史は16世紀から始まった

日本で名刺が取り入れられるようになるきっかけを作った欧米の名刺文化は、16世紀にドイツから始まり、各国に広まっていったとされています。

当時のドイツでも、訪問先が留守だった時に氏名を書いた紙を残す風習があったとされています。

銅版画で印刷された名刺には華やかな紋様やイラストが描かれ、花言葉などが記されたり、19世紀には写真が印刷された名刺が登場したりと進化をしていったそうです。

またアメリカには、18世紀にヨーロッパから伝わりお金持ちの社交場で使われ始めたとされています。20世紀に入るとアメリカではビジネスツールとして、自分を紹介するのではなく自社製品をアピールするアイテムとして利用されるようになっていき、現代の利用方法にも受け継がれています。

デザインさまざま、香りつきの名刺や食べられるものも?

最近はいろいろな形をした名刺が登場しています。一般的な四角い名刺ではなく、リーフ・マグカップ・動物などになっているもの、名刺の一部分が花やハートの形で切り抜かれているもの、グリーティングカードのように広げると飛び出すものなど、そのデザインは多種多様です。

また、形だけでなく、花の香りがするものなど視覚だけでなく嗅覚でも楽しめる名刺や、クッキーやビーフジャーキーに文字などを印刷した「食べられる名刺」まであります。

最近の名刺

電子化で名刺交換も管理も簡単に

名刺の電子化が進み、スマホなどを通じて名刺交換ができるシステムも登場しています。BluetoothやWi-Fiを利用してインターネット上で名刺交換をすることで、紙の名刺を持ち歩く必要がなくなり、資源の節約にもつながる画期的な仕組みとなっています。

また、名刺管理も電子化することで、「名刺の情報が新しくなった」「担当者が変わった」といった時にも、自動で情報が更新されるものも出てきています。社内での名刺の共有化もスムーズになり、業務の効率化が可能になりました。

おわりに

竹や木札から紙へと素材は変化してきた名刺ですが、面会の取り次ぎや留守宅に訪問したことを告げる手段、自己紹介時のアイテムとしてなど、利用方法自体は現代にしっかりと受け継がれてきていることがわかります。

名刺は、技術の進歩により素材が変わっていったように、電子化やネットワーク管理など、今後ますます進化していくことが予想されているアイテムです。これからの名刺の進化にも期待をしつつ、名刺の歴史を会話のひとネタとして活用してみてはいかがでしょうか。

この記事の情報は2017年09月27日のものです

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