名刺管理で見なおす働き方改革

安全な名刺管理アプリを選ぶポイントは?個人情報漏えいなど無料アプリに潜む危険性

投稿日:  最終更新日: 2019年05月16日
個人での名刺管理アプリの利用が増えてきている中、無料の名刺管理アプリの中には個人情報の安全性に問題があることも少なくありません。ここでは、無料の名刺管理アプリに潜む危険性や、安全な名刺管理アプリを選ぶためのポイントなどを解説します。

名刺管理アプリを導入する際に、個人情報などの安全性を意識する人が急増しています。名刺管理アプリは、ビジネスパーソンの人脈づくりに必要不可欠な名刺を管理するための強い味方。特に個人で利用する場合は無料の名刺管理アプリに人気が集まりがちですが、無料名刺管理アプリの中には個人情報の安全性に問題があることも少なくありません。ここでは、無料の名刺管理アプリに潜む危険性や、安全な名刺管理アプリを選ぶためのポイントなどを解説します。

名刺管理アプリの機能をおさらい

名刺管理アプリとは、文字通り「名刺の管理」をサポートしてくれるアプリのこと。かつては名刺管理といえば、名刺フォルダなどに一枚ずつ収納するといったアナログ的な手法が一般的でした。近年ではExcelなどでデジタル化するケースも増えて来ましたが、それでも名刺をいただくたびに入力するのは大変な手間でした。名刺管理アプリは、名刺をスマートフォンで撮影するだけでデータ化でき、分類や検索はもちろん、アプリ使用者間での情報共有も可能です。Sansanが提供する「Eight(エイト)」のように、名刺データを登録した相手との連絡が可能なSNS機能を持った名刺管理アプリも登場しており、名刺交換後のフォローも充実しています。

無料の名刺管理アプリでは個人情報漏えいなどの危険性に注意!

名刺管理アプリは、使いこなせばビジネスの効率化はもちろん、営業活動や人脈づくりに役立つ便利なもの。「危険な名刺管理アプリもあるから・・・」と敬遠するよりも、個人情報などのセキュリティに配慮した、安全な名刺管理アプリを選ぶことが重要です。

いくつかのポイントを紹介しましょう。

ポイント1:危険な名刺管理アプリの特徴を知る

安全な名刺管理アプリを選ぶ第一歩は、危険な名刺管理アプリを避けることです。例えば、名刺管理アプリをダウンロードする際に、名刺に記載された連絡先へのアクセス権限を求めてくる場合がありますが、これは運営元が勝手に個人情報を利用しようとしているサイン。権限を認めないようにすべきですし、そもそもダウンロードしない方が無難です。

ポイント2:プライバシーマークの有無をチェックする

安全な名刺管理アプリの条件は、「送信時にデータを暗号化している」「データをセキュリティの充実した環境で管理している」などが挙げられます。使いたい無料の名刺管理アプリを見つけた場合、ダウンロードする前に、これらをチェックするのがオススメですが、専門知識がないと分かりづらいかもしれません。そこで注目したいのが「プライバシーマーク」です。

プライバシーマークとは、JIS(日本工業規格)に基づき、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が、個人情報の適切な保護措置を講ずる体制を整備している企業に付与するもの。このマークを表示している企業のサービスであれば、セキュリティの安全性は“お墨つき”といえます。

ポイント3:ユーザー数の多い名刺管理アプリを選ぶ

安全な名刺管理アプリを選ぶ際の、最も手軽な目安がユーザー数です。ユーザー数が多いということは、それだけ多くのビジネスパーソンの信頼を獲得している名刺管理アプリだということ。特に、歴史のある名刺管理アプリであれば、多くのユーザーの意見をもとに改良を重ねているわけですから、安心して利用することができます。

無料名刺管理アプリのセキュリティ対策例

無料の名刺管理アプリをいくつか紹介するととともに、それぞれのセキュリティ対策について見ていきましょう

Eight(エイト)

「Eight(エイト)」は、東京都渋谷区のSansan株式会社が提供する無料名刺管理アプリです。Sansanは法人向けの名刺管理サービス「Sansan(サンサン)」も提供しており、「Eight」にも法人向けの有料版「Eightプレミアム」があるように、多くの法人から信頼されている企業といえます。プライバシーマークも取得しているので、企業としての信頼感は万全です。

「Eight」に登録されるデータはすべて暗号化され、データを保管しているデータセンターも、セキュリティ審査機関から安全性についての認定を受けているのもポイントです。また、2019年時点で200万人を突破するほどのユーザー数の多さも、信頼感につながっています。

CamCard(キャムカード)

「CamCard(キャムカード)」は、米国カリフォルニアに本拠を置く中国系企業INTSIGInformationCorporation(イントシグ社)が提供する無料名刺管理アプリ。全世界で1億以上のユーザー数を誇り、世界16カ国語に対応可能という強みがあり、日本でも2014年のサービス開始以来、着実にユーザー数を拡大しています。データの送受信にはSSL(Secure Sockets Layer)技術、データを保管するサーバでも銀行と同レベルの暗号化技術を使用したりしています。

Evernote(エバーノート)

「Evernote(エバーノート)」は、米国カリフォルニア州に本拠を置くEvernote Corporation(エバーノート社)が開発した無料のメモアプリ。OCR搭載カメラで名刺をスキャンすることで、名刺管理アプリとしても利用できます。累計ユーザー数は全世界で2億人を超えますが、2013年に外部からの不正アクセスを受けて全ユーザーにパスワード変更を訴えた事件が、今もセキュリティ面でマイナスイメージとなっています。現在では、アプリ使用のためのパスワードとスマホなど端末自体のセキュリティコードを組み合わせた「2段階認証」や、アプリ名にデータの暗号化機能を搭載するなど、安全に利用するための機能を備えています。

myBridge(マイブリッジ)

「myBridge(マイブリッジ)」は東京都新宿区に本拠を置くLINE(ライン)社が提供する無料の名刺管理アプリです。LINEといえば国内で約7,600万人が利用する(2018年10月時点)コミュニケーションアプリで、「myBridge」もLINEとの連動が大きな魅力となっています。個人を特定できないよう項目ごとに分割して入力するとともに、データ通信はすべて暗号化するなど、セキュリティ面にも充分に配慮していますが、2018年5月に登場した比較的新しい名刺管理アプリのため、まだユーザー数が少ないのが懸念材料です。

Wantedly People(ウォンテッドリーピープル)

「WantedlyPeople(ウォンテッドリーピープル)」は、東京都港区のウォンテッドリー株式会社が提供する無料名刺管理アプリです。複数の名刺を一度に読み取れるなどの利便性から、2016年11月のサービス開始から約2年でユーザー数が300万人を突破するなど、急成長を遂げている名刺管理アプリです。個人情報などのセキュリティについて、ウォンテッドリー社では、「AI(人工知能)でデータ処理を行うため人による情報漏えいの恐れがないこと」「データ送信は暗号化して行っていること」「データセンターは高水準のセキュリティ環境を整備していること」の3点を安全性の理由として掲げています。

まとめ

無料で使える名刺管理アプリについて、個人情報などセキュリティ面での注意点について紹介しました。名刺に記された個人情報を守るためには、セキュリティ面で信頼できる名刺管理アプリを選ぶのはもちろんですが、スマホ自体の管理も大切です。ウイルス対策はもちろん、普段からスマホにロックをかけるなど、万が一に備えた対策を取るよう、心がけたいものです。

また、情報の安全性を重視する場合は、個人向けの無料名刺管理アプリよりも、法人向けの有料名刺管理アプリの方が、より強固なセキュリティ対策が期待できます。いただいた名刺を組織単位で有効活用するためにも、法人向け名刺管理アプリを検討してみてはいかがでしょうか?

 

この記事の情報は2019年05月16日のものです

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