世界的に使われている「Salesforce(セールスフォース)」は簡単に使えるなどメリットも多いものですが、「名刺管理ツール」と連携させることでさらに効率を上げることができます。
「Salesforceで名刺管理がしたいけど、どうしたらいいかわからない」「どの名刺管理ツールと連携させるといいのだろう」といった疑問を抱いている方へ、その解決方法をご紹介します。
目次
Salesforceと名刺管理サービスの連携
そもそもSalesforceとは、クラウド型のビジネス向けアプリケーションとして世界中で利用されているものです。営業支援やマーケティングオートメーションといったSFAやCRMの機能をそろえているので、包括的にビジネスを支援してくれるサービスとなっています。
そんなSalesforceですが、データベース自体は自動でメンテナンスされることはないため、見込み客の情報は手動で入力しなければなりません。見込み客とは、名刺を交換しただけの状態である顧客のこと。つまり、名刺に書かれたデータをアップするためには各ユーザーが手動で入力をする必要があります。
そこでオススメしたいのが名刺管理ツールとの連携です。Salesforceで名刺管理をするためには、情報のアップデートを効率的に行えるようにすることが必要不可欠。連携させることで情報更新が容易になるなど様々なメリットが生まれます。
Salesforceと名刺管理を連携させる2つのメリット
それでは、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは大きく2つをご紹介します。
1. 効率が上がる
名刺管理ツールの種類にもよりますが、クラウド型のツールの多くが、名刺をスキャナに通すなどの作業だけで自動的にデータベースにアップロードされるので、名刺情報を自分の手で入力する手間を省くことができます。また、Salesforceのみでデータを管理していると、定期的に情報を見直して更新されているものに随時変更を加えていかなければなりません。名刺管理ツールの中には、新しい名刺情報をアップすると自動的に既存の情報も更新される機能がありますので、手作業での更新も不要になります。入力と更新、この2つの作業の省略により効率が上がっていくことでしょう。
2. 営業に直結するから使い続けやすい
いいツールを導入しても、使われないと無駄になってしまいます。その点、Salesforceと名刺管理ツールの連携は、これまで行っていた作業が楽になるだけなので使い続けやすく運用に乗りやすいということもメリットのひとつです。
正確な名刺情報が必要
Salesforceと名刺管理サービスを連携させる際の注意点として、正確な名刺情報をSalesforceと連携させることが大切です。名刺データ自体に誤りがあると、結局、Salesforce内の情報は鮮度が落ちたままの情報であり、連携の効果が発揮できません。
Salesforceを活用するためにも、正確な顧客データが手間なく登録・更新されることが重要です。
連携に適した名刺管理ツール
Salesforceとの連携に適した名刺管理ツールは「使い方が簡単なこと」「クラウド型であること」「名刺情報が正確にデータ化されること」の3つが条件となります。この条件に合った名刺管理ツールを3つご紹介します。
Sansan
名刺管理ツールのなかでも国内最大のシェアを誇る「Sansan」はSalesforceとの連携も可能です。専用端末でスキャンをするだけで名刺の情報がデータ化、クラウドでSalesforceにアップされるため操作が簡単で、オペレーターによって手動入力されたデータは精度も高いと評判です。お手持ちのスマートフォンでも名刺の撮影が可能なためどこでも名刺情報を取り込むことが可能で、その際のデータ化の精度も99%。名刺の情報が更新されると自動でデータも更新されるため、メンテナンスがいらないこともポイントとなっています。
SansanとSalesforceの連携に関しては、詳細をこちらで紹介しています。
アルテマブルー
SFAの機能ももつ「アルテマブルー」ですが、Salesforceとの連携もできます。OCRかオペレーターによる入力かを選べるため、コスト削減か効率アップ化を選択できることは注目ポイントです。テキスト情報だけでなくAPIレベルで連携するため、重複しやすい名刺情報が一元管理されデータが自動で更新されていく機能もついています。
SmartVisca
Salesforce一体型の名刺管理サービスが「SmartVisca(スマートビスカ)」です。スキャナだけでなくスマホで撮影した名刺の情報もデータ化でき、OCRとオペレーターによる二段階納品による正確さとスピードを兼ね揃えているサービスとなっています。Salesforce「 App Cloud」(アプリケーションを開発するためのプラットフォーム)との親和性が高いことも特徴のひとつです。
おわりに
名刺管理は手動入力を行っていると、多くの時間を費やすこととなってしまいます。Salesforceを使うなら、名刺管理ツールとも連携させて更なる効率アップを目指すことをおすすめします。
自社に合った名刺管理ツールと連携させて、Salesforceをもっと使いやすくしていきましょう。